【おーちゃんの脱走②】脱走した猫を「捕獲器」でつかまえる 作戦#1

我が家の次男おーちゃん(キジ白トビ)が脱走してしまい、どんなに捜索しても姿を見つけることもできませんでした。もし見つけても、確実に捕獲して自宅まで入れるためには、抱っこ等ではなく確実な方法がないかを探していました💦

調べるうちに、動物を捕まえるための「捕獲機」を見つけ、購入するか検討していた時、自治体の動物愛護センターさんから借用できることを知りました。保護のプロが普段から使用されているものですし、使い方も教えていただけました。まずは、愛護センターや保護団体などでレンタル可能な場合があるので、確認してみることをおススメします。

捕獲機は、金属製で長方形の格子状になっていて、奥のプレート(踏み板)を踏むと入り口が閉まる仕組みです。踏み板を確実に猫が踏むように捕獲機の最奥にオヤツを置きます。

実際に使用している様子は動画になっておりますので、良かったらご覧ください↓

実際に捕獲機(踏み板のタイプ)を使用してみて、注意点や失敗した点などをまとめてみました。

捕獲機の準備と用意したもの

① 捕獲機を覆う布と段ボール

猫にとって捕獲機は見たことのない外観なので、周りを布や段ボールなどで覆いカモフラージュしました。雨風避け・寒さ対策にもなります☔ これは、設置する場所(コンクリート・土や草の上、日向・日陰)や時間帯、気温や天気にもよると思います。

② 布・タオル、トイレの猫砂(猫が使っているニオイが付いたもの)

捕獲機の中には、猫が使っていた「お気に入りのタオル」を敷きました。猫は自分のオシッコなど知っているニオイがあると縄張りだと認識し、近づいてくるそうです。自宅周辺や玄関、捕獲機の周囲に猫砂を撒きました。

③ 割れない小皿(ステンレス、プラスチック製)

捕まった猫は驚いて暴れるので、食器が割れる可能性があります。実際、割れはしませんでしたが食器は全てひっくり返っていたことも…💦 その時に暴れた小柄な猫が、後に保護することになるメイでした😅

④ お気に入りのオヤツ

いつも食べているドライフード上にお気に入りのオヤツを「ちゅーる」「焼きガツオ、とりささみ」などをトッピングしました。ニオイが強い方が捕獲機に入りやすいそうで、調べると「ちくわ・から揚げなど」も良いと知り試しましたが、キツネ🦊らしき動物を目撃したので、これは断念しました。

⑤ 猫フェロモンスプレー

おーちゃんのマーキング対策に使用していた「ビルバック フェリウェイ 猫用スプレー」を、捕獲機を覆う布などに噴霧しました。猫が落ち着くニオイがする猫フェロモン製品です。おーちゃんは以前、噴霧した場所を舐めていたので、好きなんだと思います。この効果は猫によりますが、他の猫ちゃんも寄ってくるリスクはあります。

設置する前に…

① 全てセット後に、作動確認!

入り口、踏み板、トラップ周辺には布類がかからないようにセットします。覆う布が多い・重い、中に敷いた布が入り口に近いと、引っかかって正常に作動しないことがあるので、全てセットした後に作動確認することが大切です。

実際に作動確認しても、オヤツだけ食べられていたり、閉まっているのに猫が入っていないことがありました。警戒した猫が中の布を前足でかき出したんだと思います💦 入り口が閉まる勢いが強いので、指を挟まないよう気を付けてください。

② 設置する時間と場所

事前に猫の出没場所と時間帯を把握してからの設置が理想です。把握できずに設置すると、ノラ猫さんや他の動物が集まってくるため、より飼い猫が近づきにくくなると思います。実際、とりあえず玄関前に設置したら、見たことがないノラ猫さんが捕獲されていました💦

捕獲機の入り口は人の行き来する場所から見えないようにすると良いと思います。猫の行動は夕方~夜中なので、人が動く日中は近寄らない可能性が高いです。夜に設置し朝方に回収が良いと思います。

④ 別の猫が近づいてくる

外にいる別の猫が「ご飯=エサ場」と認識しマーキングに来ることも…。実際、覆っていた段ボールにマーキングされました。捕まっても開放されると分かると、あえて食べにくる強者もいました💦 設置する時間帯を決め入り口の開閉だけじゃなく、マーキングのニオイの確認もおススメします。

⑤ 自宅敷地外の設置は許可を取る

自宅敷地外の設置は、時間帯や設置場所等を説明し、許可を取りました。誰かが触ってケガをしないためにも、念のため、貼り紙「脱走した飼い猫保護のために捕獲機を設置中、触ると作動しますので危険です、捕獲後は速やかに撤去します」等を貼りました。

捕獲機の設置中

① 捕獲機が閉まったら、気づく?

入り口の閉まる音「ガシャン」は、夜中で静かだと響きますが、設置場所が土や草むらの上だと響きにくいです。玄関の外に置いて室内のドアのそばにいれば聞こえるぐらいです。ですが田舎で静かな場所だったため聞こえる時もあっただけで、雨風が強い時、車や人の音がする場所では聞こえないと思います☔ 捕獲機の近くで待機は理想ですが現実的には厳しいです。

② いつ、何回、確認に行く?

最初は手探りで、「夜20時頃に設置、2~3時間おきに確認、朝に撤去」を繰り返し、様子を見ながら確認頻度を減らしました。確認頻度が多いと、捕まったらすぐ保護できるので「寒さ・出れない恐怖・他の動物の接触」を軽減できます。ただ、人の気配で猫に警戒され捕獲機に近づかない、縄張りが落ち着かず移動されるリスクもあります。現実的に夜中に何度も確認は厳しく、敷地以外は了解を取ったとしてもご迷惑になるでしょうし、この塩梅は難しいと感じました😭 そこで活躍したのが監視カメラでした

監視カメラがあると便利

オンラインで見れて音も拾える「監視カメラ」があると、人の気配がなく猫が近づきやすく、自宅で音や映像を確認しすぐに駆け付けることができます。私たちも映像で確認できてからは、かなり救われました。連日の夜中の捜索と捕獲機の確認で寝不足が続き、頭がボーっとし始めていたので、これのおかげで仮眠をとることができました。カメラについては【おーちゃんの脱走で詳しくお届けします。

次回は【おーちゃんの脱走「猫の捕獲機作戦#2」をお届けします ⇩

おーちゃんの脱走③猫の捕獲機作戦#2のブログはこちら

前回は【おーちゃんの脱走「脱走の経緯」を載せています ⇩

おーちゃんの脱走①のブログはこちら

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